ダンスインストラクターじんじんの日記

Salsa, West Coast Swing のインストラクターじんじんが思いのままをつづるブログ

ビート分解能[resolution]とボディームーブメント

16年ぶりに行ったキューバン館はとにかく新鮮でした。
音楽も長年に渡って耳にしていなかったキューバサルサっていうのもあるけど、それより久しぶりにプロレベルのボディームーブメントを味わえたからです。

 

箱詰めのチームの娘でしょうか?
派手なメイクとユニフォームの二人と踊ったら、めっっっっちゃボディームーブメントかましてくる!
まるで韓国で踊ってるような錯覚を覚えました。

 

ボディーが動く人は総じてステップが重いので、手に伝わるコネクションもずっしり重いんです。

粘って重い。

そして、ビートを採る時の分解能 [resolution]が普通の人の倍数刻み。

 

どういうことかというと、普通の人が「1, 2, 3, 4」と唱えてステップするのに対して、

心とボディーでは「&1, &2, &3, &4, &...」と感じ採りながら、ステップは3つ踏んで4つ目をたっぷり溜める。

 

倍数刻みでリズムを採れる人は、同じ長さの音符の中に倍以上の情報量(表現)を入れられるのです。

 

残念なことに「サルサは4カウント毎に1回休み」という認識でしか教わってない人は、その4つ目の休みを十分休むことができないことが多いのです。

つまり、ワルツのような3拍子に近いリズムで踏んでいる人が想像以上に多いということです。

 

対して分解能が高い人は4つ目の休みをしっかり感じ採れるどころか、次のカウント1の出だしもぎりぎりまで溜められるので、ここに効果的なボディームーブメントを挟んでくるのです。

 

リードする私も相手がムーブメントしやすいように、4カウント目から次のスタート1までは長めに溜めてあげるので、益々大胆なムーブメントになる。

これ、めっっっっちゃ気持ちいい!